「毎月のことだから、仕方ないんです」
秋田県仙北市の整体サロンRuten には、そんなふうにお話しくださるお客様がいらっしゃいます。
学生の頃は、そうでもなかった。
それが20代、30代と過ぎるうちに、生理の前や生理中のつらさが、だんだん気になるようになってきた。
そして、生理前後のつらさは、お腹だけにとどまらないことがあります。
- 同じ生理でも、つらさの出方が人によって違うのはなぜか
- 生理痛には2つのタイプがあり、まず確かめておきたいこと
- 筋膜と自律神経という、もうひとつの角度から見ていけること
「生理痛は体質だから仕方ない」と思っていませんか
生理のときのつらさは、「みんなあること」として語られやすいものです。
実際、軽い生理痛は、生理のある女性の7割にみられるという報告があります。
それだけ多くの方が経験していることだからこそ、ご自分のつらさを、つい小さく見積もってしまいやすいのかもしれません。
けれど、実際の出方は本当にさまざまです。
- 生理が近づくと、まず体がだるく重くなる
- 腰のあたりが重苦しくなり、ときどき痛みも出る
- 下腹部の痛みや張りが、数日続く
- 頭痛やめまい、吐き気、動悸のような感じが重なる
- 気持ちが苛立って、家族にきつく当たってしまう
子どもの頃からずっと強かったという方もいれば、大人になってから、出産を経てから、年齢を重ねてから強くなってきたという方もいらっしゃいます。
そしてこの時期のしんどさは、周りの方に伝わりにくいものです。
「みんなあることだから」と言われて、それ以上は話せなくなってしまった経験のある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
イライラしたり気持ちが落ち込んでしまうのも、性格のせいではありません。どうか、ご自分を責めないでください。
なぜ、同じ生理でもつらさの出方が違うのでしょうか
結論からお伝えすると、体質だけで決まっているわけではないと考えています。
生理の周期の中で起きているホルモンの働きそのものは、どなたの体でも似たことが起きています。
それなのに、痛みの出方もつらさの強さも人それぞれです。
この違いはどこから来るのだろう。そう考えながら、いつも体を見ています。
ホルモンの調整と自律神経は、近いところで働いています
自律神経とは、呼吸や体温、内臓の動きなど、意識しなくても行われている調整のことです。
そして、ホルモンの調整と自律神経は、とても近いところで働いています。
実際、生理のときのつらさが強い方では、自律神経の状態を表す指標に違いがみられたという報告があります(機能性月経困難症の方を含む160人を比べた研究)。
ただし、生理痛があるからそうなったのか、もともとの状態が関わっているのか、どちらが先かは分かっていません。
Ruten(加藤)どちらが先かは分からない。それでも、たがいに関わり合っている場所であることは確かです。だから当サロンでは、「生理だから仕方ない」ではなく、自律神経をケアする観点も含めて見ていきたいと考えています。
つらさを「感じ取る側」にも、理由があります
もうひとつ関わっているのが、筋膜です。
筋膜は、全身をボディスーツのように包んでいる膜です。
筋肉だけでなく、内臓・血管・神経のまわりにも広がっています。
役割は大きく2つ。
全身をつなぐことと、体の状態を脳へ伝えることです。
つまり筋膜は、センサーの役目も持っています。
ここのコンディションが変われば、同じことが体の中で起きていても、脳に届く情報が変わってきます。
生理のときのつらさが強い方では、お腹や骨盤まわりで痛みを感じ取りやすくなっていることが、19の研究をまとめたレビューで報告されています。
ここでお伝えしているのは、「生理のつらさの原因は筋膜です」という話ではありません。見ていける角度がホルモンの他にもある、ということです。
その前に:生理痛には、2つのタイプがあります
日常生活に支障が出るほどの痛みが続いているときは、まず婦人科でご相談ください。
生理痛が日常生活に支障をきたすほど強く出るものは「月経困難症」と呼ばれ、2つのタイプに分けて整理されています。
- 機能性
-
原因となる病気がないもの。
- 器質性
-
子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症など、実際に病変があるもの。
月経困難症とは、生理痛が日常生活に支障をきたすほど強い症状となって表れるものをいう。
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ「月経困難症」(厚生労働省事業/東京大学産婦人科学講座・国立成育医療研究センター監修)より要約
軽度の生理痛は、生理のある女性の約7割にみられる。
後者の場合、そこを確かめて必要な治療を受けておくことが、いちばん大切です。
お薬でのコントロールも、体を温めるケアも、大切な選択肢です。どれかをやめていただく必要はもちろんありません。
そのうえで当サロンでは、別の角度からも見ていきます、ということをお伝えしています。
Rutenが見ているもの|内臓を含めた、全身の筋膜と自律神経
当サロンでは、筋膜と自律神経の両方から全身を見ていきます。
筋膜が「情報を受け取って伝える側」、自律神経が「その情報を受けて反応する側」という関係だからです。
受け取る側の感度が変われば、届く情報も、体の反応も変わります。
生理まわりのお悩みで見ていくのは、痛む場所そのものではありません。
子宮をはじめとした内臓のまわりや、胸や手足まわりを含めた全身の筋膜のコンディションです。
実際に、生理前になると体がだるくなり、腰が重苦しくなるというお悩みでお越しになった方がいらっしゃいました。
その方は、施術を続けていくなかで、生理前の重だるさや腰のつらさが少しずつ気にならなくなってきたとおっしゃっていました。
いつもなら「何かしら不調が出て、それから生理が来る」という流れだったのが、そういう前触れがないまま自然と生理を迎えられた日があったそうです。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
変化の出方は、本当に人それぞれです。すぐに違いを感じる方もいれば、何回かかけて変わっていく方もいらっしゃいます。
その場で楽になるケアも大切です。
そのうえで当サロンでは、戻りにくい状態を目指して全身から見ていきます。
筋膜と自律神経の関係について詳しく知りたい方は、その不調、筋肉や姿勢が原因じゃない?の記事もあわせてご覧ください。
気圧や天気で体調が変わる方には、【天気痛】雨の日の頭痛やだるさの記事もお役に立てるかもしれません。
痛みが減った先にあるもの
当サロンが目指しているのは、痛みや不調を取り除くことだけではありません。
痛みを我慢しながら子育てをされていた方から、こんな嬉しいお声をいただいたことがあります。



子供達の為にと、我慢してきたつもりが…痛みがない生活になると、こんなにも子供達に優しく接する事が出来るのか!と嬉しく思っています。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
この方は、生理痛のお悩みでお越しになった方ではありません。それでも、この言葉には大事なことが含まれていると思っています。
痛みや辛さに一人で耐え続けて、時にはつい家族にきつく当たってしまう。そして、あとで自分を責めてしまう。
そんな優しい方に、いちばん戻ってきてほしいのは、こうした痛みや不調を手放した先の時間なのではないかと思っています。
誰かのために頑張り続けてきた方が、体のことで思うように過ごせなくなったり、辛い気持ちで過ごすことになってしまう。
それは、どう考えても不合理だと思っています。
読者のよくある疑問(Q&A)
まとめ:「体質だから仕方ない」を終わらせるために
「みんなあることだから」と言い聞かせて、薬を飲んだり、一人で何とか耐えたり、毎月をやり過ごしてこられた方もいらっしゃると思います。
体質だから。年齢だから。ずっと前からだから。そんなふうに、諦める必要はないかもしれません。
まずは婦人科で確かめること。お薬や温めるケアを続けること。そのどれも大切です。
そのうえで、より良く変化していける可能性があると考えています。
毎日を誰かのために過ごしている方にこそ、日々の痛みや不調を手放して、よりその人らしく過ごしてほしいと思っています。
仙北市の方はもちろん、大仙市など市外からお越しくださる方もいらっしゃいます。
「今は大丈夫で、こういうときだけつらいのですが」というご相談だけでも、遠慮なくお声かけください。
公式LINEにご登録いただいた方限定で、毎月先着5名様まで、初回の施術を半額でご案内しています。
(例:トータルケア整体120分+初回30分=総額16,000円 → 8,000円)
この記事で参照した資料
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ「月経困難症」(厚生労働省事業/東京大学産婦人科学講座・国立成育医療研究センター監修)
- 日本産婦人科医会「月経困難症」(女性ヘルスケア講座)
- Payne LA, ほか「Experimental and procedural pain responses in primary dysmenorrhea: a systematic review」Journal of Pain Research. 2017;10:2233–2246.
- Oladosu FA, ほか「Persistent autonomic dysfunction and bladder sensitivity in primary dysmenorrhea」Scientific Reports. 2019;9:2194.
※ここで紹介しているのは、生理痛や体のしくみについて一般に報告されている知見です。当サロンの施術の効果を示すものではありません。
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